原因
このメッセージは、ssa/ssax/ssba などの Ver.4 互換フォーマットでは対応していないアトリビュートのキーが打たれているアニメーションデータをエクスポートしたときに出力されます。
"X軸回転"アトリビュートを示す ROTX が表示されるケースが多く見られますので、以下では、"X軸回転"を例にとって説明します。
異なるアトリビュートの場合は適宜読み替えてください。
ROTX などの4文字のID と、それらが示すアトリビュートのリストがあります。
アトリビュートのIDリスト
こちらを参考にして問題のアトリビュートを特定してください。
ご注意
ssax や ssa ファイルを利用する 旧バージョンのSpriteStudio プレイヤーでは、X軸回転やインスタンスなどの OPTPiX SpriteStudio 5 で新たに搭載された機能を使うことはできませんのでご注意下さい。
使えない機能を無効化するには、
「プロジェクトの設定」→「一般」→「互換性」ページの、□Ver.4互換機能に制限する
にチェックを付けてください。
X軸回転の再生が必要である場合は、SpriteStudio 5 Player for Unity などの 5 の数字の入ったプレイヤーをご利用ください。
SpriteStudio 5 Player のダウンロード
対処方法
再生する必要がない場合は、単純にエクスポート元のアニメーションから該当のキーフレーム情報を削除することでメッセージが出ない状態になります。
意図せず打たれたキーであったり、打たれているパーツが不明である場合は、該当の .ssae ファイルをメモ帳などのテキストエディタで開いて、
attribute tag="ROTX"
というキーワードで検索してください。
そちらから上に遡ると、
<partName>パーツ名</partName>
という部分が存在します。
こちらが該当のパーツになります。
更に上に遡ると、
<anime>
<name>アニメ名</name>
という部分があり、こちらは該当のアニメーションを指しています。
こうして見つけた該当アニメ内の該当パーツのX軸回転キーフレームをすべて削除することでメッセージは出なくなります。
少々面倒な方法ではありますが、漏れ無く探し出す場合にはこちらの方法をお試しください。
探しだすだけでなく、直接テキストエディタ上で削除することもできます。
先述の方法で見つけた箇所を削除します。
<attribute tag="ROTX"> ←★この行から
<key time="0" ipType="linear">
<value>0</value>
</key>
…中略…
<key time="10" ipType="linear">
<value>0</value>
</key>
</attribute> ←★この行までを削除します。
- "ROTX" 以外の情報を削除しないようご注意下さい。
- 編集する前に、SpriteStudio を終了しておいて下さい。
操作ミスにより、読み込めないファイルになる可能性があるため、事前にバックアップを取っておくことをお勧めいたします。
今後の対応予定
OPTPiX SpriteStudio 5 に特定の条件を満たすパーツを抽出する機能を追加する予定です。
対応時期は未定ですので、それまでの間は前述の方法で対処いただくようお願いいたします。